審美歯科

ラミネートべニアは痛い?どんな治療か教えて

ラミネートべニアは痛い?どんな治療か教えて

高槻クローバー歯科・矯正歯科 歯科医師 髙野 祐

「前歯の色が気になって、人前で笑うのが恥ずかしい…」
「ホワイトニングを試したけど、思ったほど白くならなかった…」
「すきっ歯や形の悪さを何とかしたいけど、矯正は大変そう…」

もしあなたがこんな悩みを抱えているなら、ラミネートべニアが解決のカギになるかもしれません。

でも、こんな疑問や不安もありませんか?

「痛みはあるの?」
「歯を削るって聞くけど、大丈夫?」
「本当にきれいになるの?」
「もし失敗したらどうしよう…?」

審美歯科の治療を考えるとき、不安になるのは当然のこと。歯は一生使うものだからこそ、慎重に選びたいですよね。

そこで今回は、ラミネートべニアの治療方法、痛みの有無、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたが安心して「この治療が自分に合っているのか」を判断できるようになります。

大丈夫、あなたの理想の笑顔は手に入ります! それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。

ラミネートべニアとは

ラミネートべニアとは、どのような歯科治療でしょうか。大まかに治療の流れについてご案内いたします。

  1. 歯の表面のエナメル質を薄く削る
  2. 凸凹の面を平らにする
  3. 接着剤を歯に塗布する
  4. 薄い板状になっているセラミックやジルコニアを歯に貼り付ける

これがラミネートべニアと呼ばれる施術で、手軽に歯を美しく白くできます。クリーニング後ホワイトニングによる白さより、接着で長い時間白さのある歯を保てる治療法です。女性の方においては、付け爪(ネイルチップ)を想像するとより分かりやすいと思います。

ラミネートべニアが向いている方

下記のようなお悩みがある方に向いています。

  • 歯並びが数本のみ気になる
  • 通常の前歯より小さく歯が生えている(矮小歯)
  • 歯のガタガタやねじれが気になる(叢生・捻転歯)
  • 前歯が変色している
  • 歯の先端が欠けている
  • 歯と歯の隙間が空くすきっ歯(正中離開・空隙歯列)
  • ホワイトニングをしたが効果が見られない

このようなお悩みを解消するために行う審美歯科の治療法です。むし歯は健康を保てなくなりますが、ラミネートべニアは健康というよりも見た目に重きを置くので、保険適用外で自費治療です。費用はクリニックにより異なります。

ラミネートベニアは痛い?

ラミネートべニアを歯の表面に張り付けるためには、歯を僅かに削るという処置が必要となります。なぜ歯を削っておかねばならないのか、それは下記の理由によります。

  • 表側の接着剤(セメント)をつける部分をはがれにくくするため
  • 削らず通常の歯にラミネートべニアを貼ると歯の厚みが増し、口元が閉まりにくくなるため

「歯を削ると痛いのでは?」と思われるかもしれませんが、ラミネートベニアの場合はエナメル質の表面を0.3mm~0.8mm削るだけですので、痛みは起こりません。そのため局所麻酔も必要ありません。

歯の組織について

歯は主に三つの組織で形成されています。

エナメル質
色は半透明で人間の体の中で最も固い組織と言われています。
エナメル質が白く見えるのは、中にある象牙質が透けて見えるからです。

象牙質
硬組織であるハイドロキシアパタイトと軟組織のコラーゲンでできています。
エナメル質の破折が起きないよう柔軟性を持っているが、象牙質の色合いが歯の色を左右する。

歯髄
歯の中心にあり、象牙質で囲まれた歯髄腔にあります。
一般的に、歯の神経と呼ばれる部分はここにあり、歯髄に触ると痛みが走ります。

ラミネートべニアのメリット・デメリット

ラミネートべニアは、通院回数がクラウンのセラミックと比べて少なく、セラミックの前歯を手に入れられることがメリットです。ラミネートベニアが歯から外れてしまった場合は、再度施術を行わなければなりません。

メリット(利点)

1. 短期間で歯の見た目を美しくできる

ラミネートべニアは、最短2回の通院で完了するため、短期間で歯の色や形を改善できます。ホワイトニングでは落としきれないテトラサイクリン歯や、変色した歯も白く見せられます。

2. 歯を削る量が少なく、侵襲が小さい

一般的なセラミッククラウン(被せ物)に比べて、歯を削る量が大幅に少ないです。通常、歯の表面を0.3mm~0.7mm程度しか削らないため、神経への影響が少なく、健康な歯をできるだけ残せるのが大きなメリットです。

3. セラミック素材は着色しにくく、長期間美しさを維持できる

ホワイトニングは時間とともに色戻りすることがありますが、セラミックは変色しにくく、コーヒーやワインなどの色素が付きにくい特性があります。日常的に飲食を楽しみながらも、長期間にわたって白く美しい歯を保てるのが特徴です。

4. 形の修正が可能

歯のすき間(すきっ歯)や小さい歯の大きさを自然に調整でき、歯並びを矯正することなく、短期間で整えることが可能です。軽度の歯列不正であれば、矯正治療よりも手軽に見た目を改善できます。

5. 10年以上の耐久性があり、しっかりケアすれば長持ちする

セラミックのラミネートべニアは適切なケアをすれば10〜15年程度の寿命が期待できます。日々のブラッシングや定期的なメンテナンスを行うことで、長く美しい歯を保てます。

デメリット(注意点)

1. 施術費用が比較的高額

ラミネートべニアの費用は1本あたり8〜15万円と高めです。歯科医院によってはさらに高額になる場合もあり、複数の歯を施術するとトータルコストが大きくなるため、事前にしっかりと予算を考える必要があります。

2. 削った歯は元に戻せない

歯の表面を削るため、一度ラミネートべニアを装着すると、元の状態に戻すことはできません。また、何らかの理由でべニアを外す場合は再度新しいものを作り直す必要があるため、慎重な決断が必要です。

3. 強い衝撃で割れる可能性がある

ラミネートべニアは強度が高いものの、衝撃には弱く、噛みしめの強い人や歯ぎしりをする人は注意が必要です。固いもの(氷・硬いナッツ・爪を噛む癖など)を噛むと欠けたり剥がれたりするリスクがあるため、ナイトガード(マウスピース)を使用することを推奨されることもあります。

4. 治療後に一時的にしみることがある

歯の表面を削るため、治療後に一時的に冷たいものや熱いものがしみることがあります。通常は数日〜1週間程度で落ち着きますが、削る量が多い場合や歯の状態によっては長引くこともあります。

5. 一部の人には適さない場合がある

歯ぎしりが強い人、極端に歯が薄い人、虫歯が進行している人などはラミネートべニアが適用できない可能性があります。歯の状態によっては別の治療方法を選択する必要があるため、事前の診察が重要です。

まとめ

歯のキャラクター

メリット・デメリットを比較して決めよう!

ラミネートべニアは見た目の美しさを重視する人には非常に効果的な治療法ですが、一度削ると元には戻せないため、長期的な視点で慎重に選択することが大切です。

こんな人におすすめ!

歯の色を白くしたいが、ホワイトニングでは効果が得られない人
歯の形や隙間が気になっているが、矯正治療はしたくない人
短期間で自然な美しい歯を手に入れたい人

注意が必要な人

歯ぎしり・食いしばりが強い人(割れるリスクあり)
虫歯や歯周病が進行している人(先に治療が必要)
なるべく歯を削りたくない人(他の方法を検討するべき)

しっかりと歯科医師と相談し、ご自身にとって最適な治療法かどうかを確認しましょう!

ラミネートベニアは歯のエナメル質だけを削って歯に貼り付けます。歯を削る際には痛みはありませんのでご安心ください。前歯の形や色を改善したいと思われたら、無料カウンセリング(当院は予約制)を行っている歯医者さんへお気軽にご相談ください。治療計画や料金等しっかりと説明を受け、不安な点をすべて解消し、症例が多い安心できる審美歯科で治療を行ってください。

この記事の監修者
医療法人真摯会 高槻クローバー歯科
院長 髙野 祐

2013年 岡山大学 歯学部卒業。2014年 岡山大学病院臨床研修終了

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高槻クローバー歯科

大阪矯正歯科グループ大阪インプラント総合クリニック