
朝、鏡の前で歯を磨いていると、「これで本当に大丈夫なのかな?」とふと不安になることはありませんか?
「虫歯になってから歯医者に行くのではなく、そもそもならないようにできたらいいのに…」そう思ったことがある方も多いはずです。
実は、それを叶えるのが 予防歯科 なんです。
「痛くなってから歯医者に行くのは嫌だ…」「治療のたびにお金も時間もかかる…」そんな不安を減らすために、私たちの歯を 健康なうちから守る のが予防歯科の役割。
でも、「実際に何をするの?」と疑問に思うかもしれませんね。
今回は、予防歯科で行うケアの具体的な内容を分かりやすく解説します!
あなたの歯を もっと長く健康に保つための第一歩 を、一緒に踏み出しましょう。
目次
予防歯科とは?
予防歯科は、虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、なる前に予防をするためのものです。歯と歯の間や、歯と歯茎の間に歯垢をためないように、プロによるクリーニングと、患者さんのセルフケアの両輪で予防を行っていきます。
予防歯科のメリット
1. お金と時間の節約
「虫歯の治療費は高い…」と思ったことはありませんか? 実は、予防ケアの方が圧倒的にコスパが良いのです。 定期検診やクリーニングを受けることで、大きな治療を避けられ、治療費も大幅に節約できます。
2. 痛い思いをしなくて済む
「歯医者=痛い治療」と思っていませんか? 予防歯科に通うことで そもそも治療を受ける必要がなくなり、痛い思いをしなくて済みます!
3. 将来の健康維持
実は、歯の健康は 全身の健康 にも関わっています。 歯周病が進行すると、心疾患や糖尿病のリスクが高まると言われています。 「健康な歯を維持することが、長生きにつながる」 これは、予防歯科が持つ大きな価値の一つです。
予防歯科には通うべき?
結論から言うと、予防歯科には通うべきです!
その理由は、次の3つです。
虫歯や歯周病を未然に防げる → 治療が必要になる前に、問題を早期発見・対処できる。
将来的な医療費を大幅に抑えられる → 予防にかかるコストは、虫歯や歯周病を放置した場合の治療費よりもずっと少ない。
口の健康が全身の健康につながる → 歯周病は心疾患や糖尿病と関連があるため、予防することで全身の健康リスクも低減できる。
厚生労働省や日本歯科医師会では、「8020運動」を推奨しています。8020運動とは、80歳になっても20本以上の自分の歯を残すことを目標に、年齢を重ねてもお口の健康な状態を維持していこうというものです。
歯を失ってしまうのは虫歯や歯周病が主な原因となります。虫歯や歯周病になる前に、それらの病気を未然に防ぐことを目的としているのが、予防歯科です。
「痛くなったら歯医者に行く」という考えを、「痛くなる前に予防する」へシフトすることで、 将来の健康を守ることができます。
予防歯科に通うのと通わないのとでは、歯の寿命に違いが出る?
結論:予防歯科に通うことで、歯の寿命は大きく延びます!
研究によると、定期的に予防歯科を受けている人の歯の残存率は、通っていない人に比べて明らかに高い ことが分かっています。
- 予防歯科を受けている人の80歳時点の平均残存歯数:15〜20本
- 予防をしていない人の80歳時点の平均残存歯数:5〜10本
つまり、定期的にケアをすることで 歯を10本以上多く残せる 可能性があるのです。
また、歯の寿命が長くなることで、
- 食べ物をしっかり噛める
- 消化機能が向上し、健康維持につながる
- 認知症のリスクが低減する
など、全身の健康にも良い影響 を与えます。
予防歯科はどのくらいの頻度で何回くらい通う必要があるの?
虫歯治療の場合は1~2週置き位に通院して、何回かで治療が終わりになります。しかし、予防歯科の場合は、虫歯や歯周病の予防が目的ですので、何回で終わり、というわけではありません。
通院する頻度としては、3~4ヶ月に1回という場合が多いです。これは、歯医者でクリーニングをして歯石を除去した後、新しくついた歯垢が歯石に変わるまでには4ヶ月程度かかるとみられているためです。
予防歯科は保険がきくの?
結論:予防歯科の一部は保険適用されますが、すべてではありません。
日本の健康保険では、病気や症状の治療を目的とした医療行為は保険適用となります。そのため、
- 歯周病の検査や治療
- スケーリング(歯石除去)
- 定期検診(歯科医師が必要と判断した場合)
などは保険適用されることが多いです。
当院では、
- 歯のクリーニング
- フッ素塗布
- シーラント(子供向けの予防処置)
などの「予防的な処置」も殆どの場合、保険適用で行うことが出来ます。
具体的な適用範囲は歯科医院によって異なるため、事前に確認すると安心です。
予防歯科ではどんなことをするの?
予防歯科では、年に3~4回程度、定期健診に通って頂きます。定期健診では、歯科衛生士がお口の中を専用の器械を使ってクリーニングし、ご家庭でのセルフケアでは落としにくい歯と歯の間や歯と歯茎の間の歯垢をきれいに除去します。
また、歯ブラシでは落とすことの出来ない歯石を除去することもクリーニングの目的となります。歯垢や歯石の中には細菌が多く棲みついていますので、それらをきれいに取り去れば、お口の中から細菌が減り、結果的に虫歯や歯周病にかかりにくくないrます。
予防歯科で具体的に行うこと
プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)
- 定期検診(虫歯・歯周病の早期発見)
- 歯のクリーニング(歯石・歯垢の除去)
- フッ素塗布(歯を強くする)
- シーラント(奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぐ)
セルフケア(自宅でできるケア)
- 正しい歯磨きの仕方(磨き残しを防ぐコツ)
- デンタルフロスや歯間ブラシの活用
- 食生活の工夫(虫歯を防ぐ食べ方)
歯科医院での歯のクリーニングはどうやるの?
当院での歯のクリーニングは、エアフローという専用の器械を使って、超微細なパウダー粒子を歯に吹き付けて同時にぬるま湯で洗い流し、歯の表面や歯と歯茎の溝(歯周ポケット)などにこびりついた汚れを落としていきます。
エアフローをタバコのヤニなどの除去のために自費診療で使われている歯科医院も多い中、当院ではエアフローを定期健診時のクリーニングにも使用しており、保険適応で受けて頂くことが出来ます。
エアフローは予防歯科で有名な、スウェーデンのイエテボリ大学で使用されており、虫歯や歯周病の予防に高い効果があるといわれています。
また、歯面の着色汚れも取ることが出来ますので、多少の個人差はありますが、1回のクリーニングでもある程度本来の歯の色に戻すことが出来ます。
まとめ

当院の予防歯科は、患者さんに数か月に一度の定期健診(保険適用)を受けて頂き、歯垢や歯石を徹底的に除去することで、お口の中の細菌を減らします。その後、ご家庭でのセルフケアをしっかりと行って頂き、虫歯や歯周病を出来る限り防いで健康なお口を維持していきます。