予防歯科・定期健診

マウスウォッシュとデンタルリンスの違いとは?

マウスウォッシュとデンタルリンスの違いとは?

高槻クローバー歯科・矯正歯科 歯科医師 髙野 祐

朝、忙しくて歯磨きがサッとしかできなかった日。ランチ後に、口の中がなんとなくスッキリしないと感じた瞬間。あるいは、大切な人と会う前に「口臭、大丈夫かな?」とそわそわすること、ありませんか?

そんなとき、手軽にお口の中をリフレッシュできるのが「マウスウォッシュ」や「デンタルリンス」。でも、ドラッグストアでボトルを手に取った瞬間、「結局、どっちを選べばいいの?」と迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、この2つ、似ているようで目的が違うんです。もし「何となく」で選んでいたとしたら、ちょっともったいないかも! あなたの悩みにぴったり合った方を選べば、口臭予防や虫歯・歯周病ケアがぐんと効率的に。さあ、今日からスッキリ爽快な毎日を手に入れましょう!

この後、具体的な違いや選び方のポイントを解説していきます。

マウスウォッシュとデンタルリンスの違い

まずは、この2つの基本的な違いを知りましょう。

マウスウォッシュ デンタルリンス
目的 口臭予防がメイン 虫歯・歯周病予防も可能
成分 殺菌・消臭成分が中心 殺菌+フッ素などの成分を
使用タイミング 歯磨き後・外出時 歯磨き前後どちらでもOK
医薬分類 化粧品扱いが多い 医薬部外品が多い

マウスウォッシュとデンタルリンスって商品名が違うだけではないのかと思われる方も多いのではないでしょうか。いずれも共通する点があるので、混同してしまいがちです。

  • 液体の口腔ケア用品
  • 口腔内の浄化を行い、口臭を予防し、爽快感を与える商品

目的別の選び方

「結局、どちらを使えばいいの?」と迷ったときは、ご自身の目的に合わせて選びましょう。

  • 口臭ケアがメイン → マウスウォッシュ
  • 虫歯・歯周病予防もしたい → デンタルリンス
  • 寝る前や朝の口臭対策 → アルコール入りタイプ
  • 刺激が苦手、子どもや高齢者向け → ノンアルコールタイプ

おすすめの使い分けシーン

  • 朝起きた後や外出前 → 口臭予防にマウスウォッシュ
  • 寝る前や歯磨き後の仕上げ → デンタルリンスでしっかりケア
  • ランチ後や仕事の合間 → 携帯用マウスウォッシュで手軽にリフレッシュ

化粧品?医薬部外品?医薬品?

マウスウォッシュやデンタルリンスには薬機法によりいくつかの分類があります。スーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストアで販売されている商品は、医薬部外品か化粧品の分類です。

医薬品

医薬品分類と医薬部外品を比べてみると、いくつかの違いあります。最大の違いは、歯科医師により治療を目的として処方された医薬品です。フッ化物洗口剤、ネオステリングリーンなどです。

医薬部外品と化粧品の違い

歯科医師の処方でないものは医薬部外品か化粧品です。医薬部外品と化粧品の洗口剤の差は、有効成分がどれくらい含有されているかという点です。

  • 虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)の沈着を予防する
  • 歯肉炎や歯周炎を予防する
  • 口臭を防止する

このような効能がある場合は、医薬部外品となります。

正しい使い方と注意点

せっかく使うなら、効果を最大限に発揮する使い方をマスターしましょう。

マウスウォッシュの正しい使い方

  1. 歯磨き後や外出時に使用
  2. 適量(約20mL)を口に含み、30秒ほどすすぐ
  3. すすいだ後は30分飲食を控えると効果的

デンタルリンスの正しい使い方

  1. 歯磨きの前後どちらでも使用可能
  2. 製品ごとの指示に従い、適量を口に含んですすぐ
  3. ブラッシングと併用するとさらに効果的

意外とやりがちNGポイント

  • 「マウスウォッシュだけで済ませるのはNG!(歯垢は落ちない)」
  • 「アルコールタイプの使いすぎは口の乾燥を招く」
  • 「殺菌作用の強いものは、口内環境を乱す可能性も」

おすすめ成分と選び方

マウスウォッシュ・デンタルリンスには、さまざまな成分が配合されています。

  • フッ素入り → 虫歯予防(デンタルリンス向け)
  • CPC(塩化セチルピリジニウム)配合 → 殺菌作用で歯周病予防
  • IPMP(イソプロピルメチルフェノール) → 歯垢を分解しやすくする

選び方早わかりチャート

  1. 口臭ケアが目的? → YES → マウスウォッシュ
  2. 虫歯・歯周病ケアもしたい? → YES → デンタルリンス
  3. 刺激が強いのは苦手? → YES → ノンアルコールタイプを選ぶ

マウスウォッシュとは?

マウスウォッシュは、お口の中に入れてよくすすいでから吐き出す洗口液です。製品の裏面の詳細部分に記載がありますので、注意してご覧ください。

使用方法については、マウスウォッシュを口の中に適量含み、全体的にブクブクうがいを約20~30秒間ほど行い、吐き出します。その後、口腔内を水ですすぐことは必要ありません。ただ、どうしても気になる方はお口をすすいでも、効能に変化は見られないです。外出先や勤務先で食後に歯を磨く時間がない方・妊娠により歯ブラシで磨くとつわりが酷いけどお口の中をきれいにしたい方にはおすすめです。

歯磨きが面倒だからとマウスウォッシュばかりを多用してはいけません。歯ブラシでていねいなブラッシングやデンタルフロスを使用し、就寝前に行うようにしましょう。外出先で人と会う際にエチケットとしてマウスウォッシュでうがいをすると効果的です。

デンタルリンスとは?

デンタルリンスは、製品に記載されている方法通り使用方法について、デンタルリンスは口の中に適量を含み、全体的にブクブクと約20~30秒間ほど行い、吐き出します。その後、しっかりと歯ブラシで前歯や奥歯まで磨き、初めて効果を得ることができます。

歯磨き剤にも種類が色々ありますが、液体歯磨き剤とお考えいただければ間違いありません。マウスウォッシュとの大きな違いは、ブラッシングを必要とするという点です。歯ブラシで磨くことにより、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を落とすことができるからです。

デンタルリンスは歯磨き剤の一種ですが、通常の歯磨き剤に入っている研磨剤の含有がないため、歯の着色を落とすことは難しいです。通常の歯磨き剤と同じく、なるべくすすぐ回数を減らし、有効成分を口腔内にとどめましょう。

まとめ

マウスウォッシュとデンタルリンス、それぞれの役割を理解して、適切なシーンで使い分けることが大切です。

読者がすぐ実践できるアクション

  • 朝の口臭予防にマウスウォッシュを取り入れる
  • 寝る前にデンタルリンスを活用し、虫歯・歯周病対策を強化
  • 外出先用にミニサイズのマウスウォッシュを携帯

毎日のちょっとした習慣で、お口の健康はぐんと変わります。あなたにぴったりのケアを見つけて、今日からスッキリ爽快な毎日を始めましょう!

マウスウォッシュとデンタルリンスはオーラルケア用品として販売されていますが、特徴に大きな差があります。爽快感を求めるならばアルコールを含んだ商品・刺激を求めるならばノンアルコールの商品というように、清涼感・辛味・ソフトな香味なども実に様々な種類があります。ご自身のお口のケアの目的に合わせて選ぶことが大切ですが、口腔内に痛みや違和感を感じられたら使用はおやめください。また、正しい歯磨きが出来ているか不安な方は、ぜひかかりつけの歯医者さんにご相談ください。

この記事の監修者
医療法人真摯会 高槻クローバー歯科
院長 髙野 祐

2013年 岡山大学 歯学部卒業。2014年 岡山大学病院臨床研修終了

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高槻クローバー歯科

大阪矯正歯科グループ大阪インプラント総合クリニック