
「うちの子、ちゃんと歯みがきできてるのかな…?」 「虫歯になったらどうしよう…」 「歯医者に行ったときに泣いたらどうしよう…」
そんな風に、お子さんの歯の健康を心配していませんか?
小さな口の中をじっと覗き込みながら、「今日もちゃんと磨けたかな?」と不安になる気持ち、すごくよく分かります。特に、甘いものが大好きな子どもたちにとって、虫歯はまるで忍び寄る影のよう…。気をつけているつもりでも、気づいたら「あれ?」と黒いポツンが見えてしまうこともありますよね。
でも、もし「子どもの虫歯をぐっと減らせる方法」があるとしたらどうでしょうか?
それが 「シーラント」 です。これは、歯医者さんでできる虫歯予防のひとつで、お子さんの歯を守るための “見えない盾” のようなもの。しかも痛みもなく、簡単にできるんです。
「えっ? そんな方法があるの?」と思ったあなたへ。
次の章では、シーラントが どうして虫歯予防に役立つのか を、分かりやすくご紹介します!
目次
シーラントとは?

シーラントとは、奥歯の溝に特殊なプラスチックを流し込み、虫歯菌が入り込むのを防ぐ処置 です。特に 6歳ごろに生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯) は、歯の溝が深く、虫歯になりやすいため、シーラントでコーティングしておくことで予防効果が高まります。
痛みなし! 歯を削らずにできるので、お子さんも怖がらない
短時間! 1本あたり 5~10分 で完了
虫歯を予防! 溝にフタをすることで、汚れが溜まりにくくなる
これだけで、虫歯のリスクを大きく下げることができるのです!
シーラントは、主に子供の虫歯予防のための処置で、奥歯や前歯の細い溝の部分をレジンと呼ばれる歯科専用のプラスチック樹脂素材で埋めてコーティングします。
生えたばかりの6歳臼歯はやわらかく特に虫歯になりやすいため、溝の部分から出来る虫歯を予防するためにシーラントを施します。シーラントは保険診療で行うことが出来ます。
なぜ子どもの歯にシーラントが必要なの?
シーラントがなぜ効果的なのか? それは 子どもの歯が虫歯になりやすい という特徴に関係しています。
① 乳歯や生えたての永久歯は弱い
子どもの歯は 大人の歯よりもエナメル質が薄く、虫歯菌の影響を受けやすいです。そのため、すぐに虫歯が進行してしまうリスクがあります。
② 歯みがきが難しい
奥歯の溝は深く、歯みがきが苦手なお子さんにとっては 汚れが溜まりやすい 場所です。しっかり磨いているつもりでも、歯ブラシが届かず、気づいたら虫歯になっていた…ということも。
③ 甘いものや間食の影響
子どもは甘いものが大好き。でも、おやつの後にしっかり歯を磨けていなければ、糖分をエサにする虫歯菌が増えてしまいます。
だからこそ、シーラントで奥歯をしっかり守ることが大切なのです!
シーラントのメリット
虫歯予防のためのシーラントの処置を受けることのメリットは以下のようなものです。
すぐできる! 1本5~10分で完了
虫歯リスクを大幅に軽減!
フッ素配合なら、歯を強くする効果も!
1. 子供の歯がむし歯になるリスクを減らせる
生えたばかりの子供の奥歯は溝が深く汚れがたまりやすいという特徴があります。そのため虫歯になりやすく、子供の歯のエナメル質はやわらかいために虫歯の進行も早いので悪化させないように注意が必要です。
2. 虫歯の予防効果があるので歯を削らなくて済む
虫歯になると歯を削らなければなりませんが、シーラントの処置を行うと虫歯予防が出来、虫歯治療のために歯を削らなくて良くなる可能性が高いです。
3. シーラントは痛くない
シーラントは歯の溝にレジンを流し込んで固めるだけですので、痛みはありません。
シーラントのデメリット
すべての虫歯を防げるわけではない → 歯みがきや食生活のケアも大事
1. シーラントが取れてしまうことがある
虫歯治療でレジンの詰め物をするときは、歯を削って形を整えてから行います。シーラントは歯の表面をレジンで固めるだけですので、詰め物よりも取れやすく、知らない間に外れてしまっていることもあります。
シーラントが取れてしまった場合はもう一度シーラントの処置をしますが、削る必要はなく、何度でも行うことが出来ます。
2. シーラントをした部分が万一虫歯になっても見えづらく処置が遅れることがある
シーラントの処置の仕方
シーラントは歯科専用のプラスチック樹脂で奥歯の咬合面の溝を埋める処置をいいます。
シーラントは子供の歯に行うことが多く、生えたばかりの永久歯や6歳臼歯と呼ばれる奥歯に行うことで虫歯予防に役立ちます。
シーラントの手順
- シーラントで処置をする歯の汚れを落とすためにクリーニングを行います。
- 歯にプラスチック樹脂をしっかりと接着させるための薬剤を塗布します。
- シーラントを歯の溝に流し込んで、光を当てて固めます。
- シーラントを固めた後、噛み合わせのチェックをしてきちんと噛めることを確認すれば終了です。
シーラントはどの歯にすれば効果がある?
シーラントを行うことで虫歯予防の効果が高まるのは、特に乳歯の奥歯、永久歯の生えたての奥歯です。歯の溝が深い場合は歯ブラシの毛先が届きにくいため、シーラントの処置をおこなうことで効果的に虫歯予防が出来ます。
シーラントはいつしたらいい?

「シーラントを受けるタイミングって、いつがいいの?」
そう思った方のために、適切な時期をお伝えします。
シーラントを受けるベストタイミング
年齢によってシーラントをする歯の部位が変わります。
- 4歳~5歳・・乳歯の奥歯に行う
- 6歳・・6歳臼歯に行う
- 7歳~13歳・・その後生えて来る永久歯の奥歯に行う
受ける前のポイント
- 歯科検診でシーラントが必要か相談する
- 歯がきれいな状態(虫歯がない)で受ける
- 半年に一度のチェックで剥がれていないか確認する
シーラントの処置は一般的?みんなしてる?
「シーラントって本当に必要なの? みんなやってるの?」と気になる方も多いかもしれません。
実は、シーラントは世界的にも推奨されている虫歯予防法 であり、日本でも 多くの歯科医院で一般的に行われている処置 です。
1. 日本の子どもたちのシーラント普及率
シーラントは、日本の小児歯科でもよく推奨されている予防処置ですが、実際に受けるかどうかは、地域や歯科医院、保護者の考え方によって異なります。
日本小児歯科学会による推奨
厚生労働省や日本小児歯科学会では、6歳臼歯(第一大臼歯)の虫歯予防に シーラントを積極的に活用することを推奨 しています。
ただし、日本ではまだ「虫歯になってから治療する」という考え方が根強く、欧米に比べると普及率はやや低め です。
2. 世界ではもっと一般的!
欧米諸国では、日本以上にシーラントが積極的に取り入れられています。
例えば、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)や歯科協会(ADA)では、子どもの虫歯予防策としてシーラントを強く推奨 しています。
- アメリカでは約50%以上の子どもがシーラントを受けている(地域によっては70%以上!)
- 学校単位でシーラント処置を行うプログラムがある
日本でも、学校や自治体によっては「歯科検診の際にシーラントを勧める」ことも増えてきていますが、まだまだ普及率には差があります。
3. みんなやってる? 実際の体感
保護者の間でも「うちの子、やったほうがいいの?」と悩む声が多いですが、実際に小児歯科を訪れると、シーラントを勧められるケースは珍しくありません。
- かかりつけの歯医者さんが予防歯科に力を入れているかどうか
- 地域の予防歯科意識の違い
によって、シーラントをするかどうかが分かれます。
もし周りのお子さんがやっていないように感じても、「予防の意識が高い家庭」では積極的に取り入れているケースが多い です。
まとめ

子どもの歯を守るために大切なことは、「虫歯にならない環境を作ること」。シーラントはそのための とても効果的な方法 です。
- 痛みなくできる!
- 短時間で終わる!
- 虫歯リスクを大幅に下げられる!
「でも、本当にうちの子に必要なのかな?」
「どこの歯科でやってもらえばいいんだろう?」
そう思った方は、まずは歯科医院に相談してみることから始めましょう! 定期的な検診と予防ケアで、お子さんの大切な歯をずっと健康に保ちましょう
シーラント処置は、特に子供の歯を虫歯から守る効果的な方法です。シーラントは、歯の溝をプラスチック樹脂で埋めることで、深い溝の清掃が困難な子供の歯を虫歯から守ります。
シーラントには66%の虫歯予防効果があるといわれており、無痛で必要に応じて再処置も可能です。
しかし、シーラントが取れたり、処置した部分の虫歯が見落とされるリスクもあるため、定期的に歯科健診を受けることが重要です。
シーラントは年齢に応じて乳歯や永久歯の奥歯に施すことで、虫歯のリスクを減らし、健康な歯を維持するのに役立ちます。