
「え、ブリッジの歯って虫歯にならないんじゃないの?」
「なんか最近、ブリッジで噛むと違和感あるけど、気のせいかな?」
「でも、歯医者さん行って治療するのも嫌だな?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
ブリッジって、見た目ではちゃんとくっついているし、痛みも最初はなかったりするから、ついつい放置しがちなんです。
でも、その“ちょっとした違和感”が、実は支台歯の虫歯のサインかもしれません。
気づかないうちに進行して、気づいた時には「ブリッジごと作り直し…!?」なんてことも。
ここでは、支台歯が虫歯になったときに見られる症状を分かりやすくご紹介します。
自分に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
ブリッジの支台歯が虫歯になるとどうなる?
ブリッジを入れている患者さんの中には、「支台歯は被せ物で覆われているから虫歯にはならない」と思っている方も多いかもしれません。でも、実はそれ、大きな誤解です!
ブリッジの支台歯は、以下のような理由で虫歯になるリスクがあります。
→ 見えない場所に歯垢がたまりやすく、気づかないうちに虫歯が進行することもあります。
→ ブリッジの下やすき間は歯ブラシが届きにくく、清掃不良になりやすいです。
→ 被せ物や接着剤が劣化し、すき間が生じやすくなります。
こうした要因によって、支台歯が虫歯になるとブリッジ全体に影響が出る可能性も!
ブリッジの支台歯が虫歯になった時の症状は?
支台歯が虫歯になっても、見た目では気づきにくいことが多いです。
なぜなら、被せ物に覆われているため、外から見ても変化が分かりにくいからなんですね。
でも!以下のような症状が出たら、要注意です。
よくあるサインはこちら
→ 「食べ物を噛むときだけ痛い…」そんな違和感は要チェックです。
→ 神経が刺激されている可能性あり。しみる感じが続くなら早めの受診を。
→ 歯ぐきの炎症や感染が起こっているかもしれません。
→ 虫歯や歯垢、膿が原因でニオイが出ている場合も。
→ 支台歯がダメージを受けてグラついている可能性もあります。
→ 被せ物のすき間に食べ物が詰まりやすくなった
わずかなズレが生じているサイン。虫歯の入り口になってるかも。
ちょっとした「違和感」が、実は大きなサインかも!
虫歯が進行して神経に達するまで、はっきりした痛みが出ないことも多いんです。
なので、「なんか変だな?」「前とちょっと違うかも?」という小さな異変こそが超重要なサインになるんですよ。
ポイントは、「様子見せずに相談する勇気」!
歯科医院で診てもらえば、すぐに安心できますし、何より早く治せばブリッジ全体を守れる可能性も高まります。
放置するともっと大変なことになるかも?
「痛くないし、今すぐじゃなくても大丈夫かな?」と思って放置すると…後悔する未来が待っているかもしれません?
特に注意すべきは以下の点です
→ 神経の治療が必要になり、治療期間が長くなります。
→ 抜歯の可能性が高まり、ブリッジごと作り直すことに…。
→ 修復できなくなれば、次の選択肢はインプラントや入れ歯に変わることも。
つまり、支台歯の虫歯を放置すると、お金・時間・歯への負担すべてが増大してしまうんです。
支台歯が虫歯になったときの対処法は?
「ブリッジをしてるのに虫歯になるなんて…どうしたらいいの?」
そんな不安を抱えている方、ご安心ください。支台歯の虫歯も、進行度に応じて適切な治療法がしっかり用意されています。
以下では、歯科医院で実際にどんな対応がされるのか、段階ごとに詳しく解説します。
1. 虫歯が浅い場合:部分的な補修と再接着
→ 被せ物を外して虫歯を除去し、再度被せ直すことが可能です。
必要に応じて、仮歯で一時的に保護しながら治療を進める場合もあります。
ポイント: この段階で見つかれば、ブリッジを外す→虫歯を削り取る→再度ブリッジを作って装着する、という流れで、そのままブリッジとして使い続けられる場合が多く、最も治療負担が少なくて済みます。
2. 神経まで達している場合:根管治療(歯の神経の治療)+再ブリッジ
虫歯が神経まで到達しているときは、根管治療(歯の根の中の治療)が必要です。
根管治療後、新しい土台と被せ物を作り直し、再度ブリッジを設置します。
注意点:
もとの被せ物が再利用できないことが多く、ブリッジ全体を再作製することになる場合も。
治療期間が数回にわたるため、仮歯などを活用して日常生活に支障が出ないように調整します。
3. 支台歯が保存不可能な場合:抜歯+新たな治療設計
支台歯の虫歯が重度に進行している場合、歯を保存できず抜歯が必要になるケースもあります。
この場合、治療の選択肢は以下のように分かれます。
新たな支台歯を利用してブリッジを再作製
インプラント治療 → 抜歯した部分に人工歯根を埋め込んで補う
部分入れ歯の設計を考慮 → 残存歯が少ない場合や骨の状態が不適応の場合
ポイント: 歯の状態だけでなく、患者さんの年齢・健康状態・希望・予算も含めて総合的に判断されます。
歯科医院ではこんな流れで判断します
- レントゲンや口腔内診査で虫歯の進行度を確認
- 被せ物を一部またはすべて除去して中の状態を直接チェック
- 歯の保存が可能かどうかの評価
- 患者さんと相談のうえ、最適な治療方法を決定
「どう治すか」だけでなく、「どう守っていくか」も大事!
虫歯の治療は「その場しのぎ」ではなく、今後の口腔環境を整える第一歩でもあります。
だからこそ、治療後には以下のようなアフターケアも大切です。
- 新しいブリッジの清掃しやすさの確認
- 歯磨きの仕方の再確認(特に補助清掃用具の使い方)
- 3〜6ヶ月ごとの定期健診とプロフェッショナルケア
少しでも「いつもと違うかも」と感じたら、早めの受診を。
早期に発見・治療できれば、ブリッジを活かしながらの対応も可能です!
正しいケアと治療で取り戻せる快適な生活
虫歯治療って、正直ちょっと怖いし面倒。でも、早く治すことで「これ以上悪くならない安心感」が得られます。
治療後の生活も、こんなふうに変わります
- 毎日の食事が安心して楽しめるようになる
- 口臭のリスクが減って、マスクを外しても気にならない
- 口の中に不安がないって、地味にメンタルがめっちゃ軽くなる
つまり、「今ちょっと頑張って治療を受ける」だけで、未来の自分がラクになるってことです!
今すぐできる予防&対策ポイント
虫歯になる前に予防するのが、最強の対策!支台歯を守るために、今日からできることはこちら
→ ブリッジのすき間にたまった歯垢をしっかり落とせます。
→ 通常の歯磨きでは届かない部分も清掃可能。
→ 虫歯の早期発見・早期対応がカギになります。
→ 自宅では落としきれない歯垢や歯石を除去してもらいましょう。
こうしたセルフケアとプロのサポートを組み合わせることで、ブリッジと支台歯を長持ちさせることが可能になります!
まとめ
早めの対応が未来の歯を守るカギ!
ブリッジの支台歯が虫歯になると、「そこだけ」じゃ済まなくなるケースが多いんです。でも、ご安心ください。早期発見と適切な治療を受ければ、支台歯もブリッジも救える可能性があります??
覚えておいてほしいこと
支台歯も虫歯になるリスクがある
放置すると治療が大掛かりになりやすい
早期の歯科受診と正しいケアが命!
「もしかして…」と思ったら、ぜひ一度歯科医院へお越しくださいね。もし虫歯になっていたらすぐに治療を開始できますし、虫歯になっていなければ安心できますよね。