歯周病

歯周病は見た目にも影響する?

歯周病は見た目にも影響する?

「最近、なんだか顔の印象が変わった気がする…」
ふと鏡を見たとき、口元のたるみやほうれい線が気になったことはありませんか?もしくは、「歯ぐきが腫れている気がする…」「昔より歯が長く見える…」と感じたことは?

「加齢のせいかな?」と思うかもしれません。でも、もしかするとその原因、歯周病かもしれません。

歯周病は痛みがないことも多いため、気づかないうちに進行してしまうことがよくあります。気づいたときには、歯ぐきが下がって歯が目立つようになったり、歯がぐらついてしまったり…。

「もっと早く対策していれば…」
そう後悔する前に、今、できることを知っておきませんか?

あなたの大切な笑顔を守るために、「歯周病と見た目」の関係について、一緒に考えてみましょう。

歯周病が引き起こす見た目の変化

歯周病が進行すると、以下のような見た目の変化が現れることがあります。

歯ぐきの腫れや赤み

健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっていますが、歯周病が進むと炎症が起こり、赤く腫れてしまいます。歯磨きをすると出血しやすくなり、口元の印象が悪くなってしまいます。

歯の黄ばみ・黒ずみ

歯垢や歯石がたたまるととで、歯の表面が黄ばんだり黒ずんだりします。特に歯と歯ぐきの境目が黒くなってくると、見た目に大きな影響を与えます。

歯の動揺・抜け落ち

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、歯がぐらついたり抜けたりすることもあります。歯が抜けると口元の印象が大きく変わり、話し方や笑顔にも影響を及ぼします。

口臭の発生

歯周病が進行すると、細菌が増殖し、強い口臭が起こります。これは他人に気づかれやすく、印象を左右する大きな要因となります。

歯周病は単に「歯ぐきの病気」ではなく、口元全体の美しさにも影響を与えます。

顔の印象まで変わる?歯周病の意外な影響

「歯ぐきが下がると、顔のたるみも進行する」と言われることがあります。実際に、歯周病が進むことで以下のような影響が出ることがあります。

口元のたるみ

歯が抜けると、顎の骨が痩せてしまい、口元の支えがなくなります。その結果、口元がたるんでしまうことがあります。

ほうれい線が深くなる

奥歯が抜けると、頬の内側からの支えがなくなるため、ほうれい線が目立つ原因になります。

老けて見える原因に

歯が抜けたり、歯ぐきが下がったりすると、口元がやせ細って見えるため、顔全体の印象が老けてしまうことがあります。

歯周病は口の中だけの問題ではなく、顔全体の若々しさにも影響を与えるのです。

歯周病による見た目の変化は、見た人に歯周病だとバレてしまう?

「歯周病って、他の人に気づかれるものなの?」
そんな疑問を持たれる方も多いかもしれません。

結論から言うと、歯周病が進行すると、見た目にも影響が出るため、気づく人には気づかれてしまう可能性があります。 もちろん、周囲の人が「この人、歯周病だな」とハッキリ分かるわけではありませんが、口元の変化や口臭などが原因で、「何か違和感がある」「ちょっと老けて見えるかも?」と思われてしまうことがあります。

見た目の変化で気づかれるポイント

歯ぐきの腫れや赤み

健康なピンク色の歯ぐきが、赤く腫れていると「炎症があるのかな?」と違和感を持たれることも。

歯ぐきが下がることで歯が長く見える

これは「歯ぐき痩せ」とも言われ、歯が以前よりも長く見えることで年齢を感じさせる要因になります。

歯のぐらつきや歯並びの変化

歯周病が進むと、歯が動いてきて歯並びが変わることも。前歯の間に隙間ができたり、歯が傾いてしまうと、見た目の印象も変わってしまいます。

歯の黄ばみや黒ずみ

歯垢や歯石が付着しやすくなるため、歯が黄ばんだり黒ずんだりしてしまうことも。これにより、「清潔感がない」「きちんと歯を磨いていないのかな?」と思われる可能性もあります。

口臭

視覚的な変化だけでなく、近くで話したときに口臭が気になることも。口臭は自分では気づきにくいため、周囲の人の反応で気づくこともあります。

「歯周病=バレる」とは限らないけれど…

誰もが「この人、歯周病だ」と思うわけではありませんが、口元の変化によって「なんとなく不健康そう」「老けて見える」と感じることはあるかもしれません。

特に、営業職や接客業など人と話す機会が多い方は、無意識のうちに第一印象に影響を与えてしまうことも。

「なんだか最近、顔の印象が変わった?」
そう言われる前に、歯周病対策を始めてみませんか?

歯周病を防ぐためのセルフケア

歯周病による見た目の変化を防ぐためには、毎日のセルフケアが大切です。

正しい歯磨きの習慣

1日2回、丁寧に歯を磨くことが大切です。歯と歯ぐきの境目を意識して磨くことで、歯垢をしっかり除去しましょう。

デンタルフロスや歯間ブラシの活用

歯ブラシだけでは落としきれない歯垢を取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。

生活習慣の見直し

  • バランスの良い食生活を心がける
  • 禁煙する(タバコは歯周病のリスクを高める)
  • ストレスをためない(免疫力の低下を防ぐ)

日々のケアを習慣化することで、歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

歯科医院でできる歯周病対策

歯周病は、毎日のセルフケアだけでは完全に防げないことがあります。特に、歯石の除去や進行した歯周病の治療は、歯科医院での専門的なケアが不可欠です。

では、歯科医院ではどのような歯周病対策ができるのでしょうか?

1. 定期的な健診とクリーニング(プロフェッショナルケア)

歯周病は自覚症状が少なく、気づいたときには進行していることもあります。そのため、3〜6ヶ月に1回の健診が推奨されます。

歯科医院で行う主なクリーニング

スケーリング(歯石除去)

・歯の表面や歯と歯ぐきの間に付着した歯石を専用の器具で取り除きます。
・歯垢(細菌の塊)が硬くなった歯石は、自宅の歯磨きでは落とせません。

ルートプレーニング(歯根面の清掃)

・歯ぐきの奥深くに付着した歯石や細菌を除去し、歯根を滑らかにして再付着を防ぎます。
・中程度〜重度の歯周病の方に有効です。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

・専用の器具で歯の表面をツルツルに磨き、歯垢の再付着を防ぎます。
・仕上げにフッ素塗布を行うことで、虫歯予防の効果も期待できます。

ポイント!

「痛みがないから大丈夫」と思っていても、健診で歯周病の早期発見・予防が可能になります!

2. 歯周病の進行度に応じた治療

歯周病の進行度によって、治療方法が異なります。

軽度の歯周病(歯肉炎〜初期の歯周病)

スケーリングやルートプレーニングで歯石を除去し、炎症を改善。
正しい歯磨き指導を受けることで、進行を防ぎます。

中等度の歯周病

歯ぐきの奥深くに溜まった歯石を徹底的に除去。
必要に応じて抗菌剤を使うことで細菌を抑えます。
状態によっては、レーザー治療を併用することも。

重度の歯周病(歯がぐらついている状態)

歯周外科治療(フラップ手術)
  • 歯ぐきを切開し、奥深くの歯石や感染した組織を除去する手術。
  • 痛みが心配な場合は、麻酔を使用するため安心。
歯周組織再生療法(エムドゲイン・GTR法など)
  • 失われた骨や歯ぐきを再生するための特殊な治療法。
  • 一定の条件を満たせば、歯周組織の回復が期待できます。

ポイント!
重度の歯周病は自然に治ることはありません。 できるだけ早めに歯科医院で適切な治療を受けることが大切です。

3. 歯周病治療後のメンテナンス

治療が成功したからといって、それで終わりではありません!
歯周病は再発しやすいため、治療後のメンテナンスが非常に重要です。

メンテナンスで行うこと

・定期的なスケーリングで歯石をためない
・歯磨きの仕方を見直す(歯科衛生士によるブラッシング指導)
・噛み合わせのチェック(歯ぎしりや食いしばりがある場合、マウスピースを使うことも)
・生活習慣の改善(喫煙・食事・ストレス管理)

ポイント!

治療後も、定期的にメンテナンスを受けることで歯周病の再発を防ぎ、健康な歯ぐきを維持できます!

4. 生活習慣改善のアドバイス

歯周病は生活習慣とも密接に関係しています。歯科医院では、食生活・ストレス管理・禁煙などのアドバイスを受けることができます。

歯周病を防ぐための生活習慣改善ポイント

・バランスの良い食事をとる
・特にビタミンC(柑橘類・ピーマン)、カルシウム(乳製品・小魚)を意識。
・禁煙をする
喫煙は歯周病のリスクを2〜6倍に高めると言われています。
・ストレスをためない
・ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。
・正しい歯磨き習慣を続ける
歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、細かい部分の汚れも取り除けます。

 ポイント!

歯周病の治療は、歯科医院でのケアだけでなく、日々の生活習慣も影響を与えることを意識しましょう。

セルフケアとプロのケアを組み合わせることで、健康な歯ぐきを維持できます。

まとめ

歯科医院でのケアを活用し、歯周病を予防しよう!

歯周病は、早めの対策が何よりも重要です。
「まだ大丈夫」と思っていても、気づかないうちに進行していることもあります。

定期的な健診とクリーニング
進行度に応じた適切な治療
治療後のメンテナンスを怠らない
生活習慣の見直しも意識する

これらを意識することで、歯周病の進行を防ぎ、健康な歯と美しい笑顔を守ることができます。「最近、歯ぐきの状態が気になるかも…」 そう感じたら、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてみてくださいね!

美しい笑顔を守るために今できること

歯周病は、単に口の中の病気ではなく、見た目や顔全体の印象に大きな影響を与えることが分かりました。
しかし、適切なセルフケアと定期的な歯科医院でのケアを続けることで、歯周病を予防し、美しい笑顔を守ることができます。

「歯周病=見た目にも影響する」
このことを意識して、今日からできる対策を始めてみませんか?

この記事の監修者
医療法人真摯会 高槻クローバー歯科
院長 髙野 祐

2013年 岡山大学 歯学部卒業。2014年 岡山大学病院臨床研修終了

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高槻クローバー歯科

大阪矯正歯科グループ大阪インプラント総合クリニック