歯やお口の健康の維持のためには自分で行う毎日のホームケアと歯科医院でのプロのケアが必要不可欠です。
歯や歯茎に何か問題がある時だけ受診するのではなく、口腔内を定期的にチェックをすることで虫歯や歯周病の予防・早期発見ができます。
当院では3ヶ月に1度、検診を受けたいただくことをおすすめしております。
定期健診では歯科衛生士が専用の機器・器具を使用した歯のクリーニングなどを行います。
当院はエアフロープロフィラキシスマスターを導入し、クリーニングを行っています。
エアフローは最新パウダークリーニングを行える機械で、細かい粒子のパウダーを水と一緒に吹き付けることで効果的かつスピーディーに歯面清掃を行います。
当院のクリーニング・定期健診は保険適用です。厚生労働省認定の歯科医院ですので保険適用で予防歯科を行っております。安心してご来院ください。
クリーニングは3〜4ヶ月に1度の頻度でのご来院をおすすめしています。
毎日の歯みがきで落としきれない、プラーク・歯石・着色汚れなどを定期的にきれいにクリーニングをすることで、虫歯や歯周病のリスクを軽減させることができます。
定期的に歯医者に行っていなくて行くタイミングがわからないという方もいらっしゃると思いますが、タイミングはいつでもOKです。お気軽にご予約ください。
当院ではスイス製EMS社のエアフロープロフィラキシスマスターを導入し、歯のクリーニングを実施しております。
GBT(Guided Biofilm Therapy)というバイオフィルム除去のシステムに基づいた施術をおこなっています。
エアフローは従来の歯のクリーニングとは違い、専用のパウダーを吹き付けてバイオフィルムや歯石や着色(ステイン)を取るので、痛みが少なく、歯の表面がツルツルになります。また、歯の表面を傷つけません。
染め出しをしてバイオフィルムを除去した様子
歯の表面を傷つけずに施術できます
PMTC | エアフロー |
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専用の器具でのスケーリング(歯石除去)や歯垢を除去して歯をクリーニングします。 超音波スケーラーという器械を使用します。超音波による微細な振動によって歯石を粉砕して除去します。取り切れなかった細かな部分の歯石や歯垢をハンドスケーラーで取り除きます。 ブラシやラバーカップといった器械と研磨ペーストによる歯面清掃を行います。 |
エアフローは微粒子パウダーとジェット水流を吹き付けてバイオフィルムを除去します。 バイオフィルムは歯周病や虫歯の原因になりますので、エアフローを受けていただくことで歯周病や虫歯の予防にも効果的です。 通常の歯のクリーニングでは落とせない茶渋(ステイン)やタバコのヤニなど、歯の表面の着色汚れも短時間で除去できます。 |
現在の歯やお口の状況や気になることお聞きします。日々の歯みがきやケアについてもお伺いします。
歯ぐきの腫れや出血の有無、歯周ポケットの深さ、歯の動揺など歯や歯ぐきを全体的に検査します。
染め出し液を使ってバイオフィルムを染め出します。
色がついているところにバイオフィルムがついています。
染め出しをすると毎日の歯みがきでの磨き残しが多いところなどがよくわかりますので、お家でのケア方法のポイントなどをお話いたします。
エアフローを使って歯や歯周ポケット内のバイオフィルム・ステイン・早期の歯石などを除去していきます。エアフローは歯肉や歯を傷めずにメンテナンスができ、痛みもほとんどありません。
エアフロー中に使用するお水の温度をぬるま湯くらいに設定していますので、冷たいもので歯がしみるという方にもやさしくクリーニングを実施できます。
患者さんにもエアフロー前に染まっているところを確認していただきますので、エアフロー後きれいになった状態と見比べてみてください。
また、エアフローを使ってのクリーニングによって歯についた着色汚れもかなり落としますので、歯を本来の白さに戻すことが可能です。
ヤニの汚れなどは一回では取り切れないため、改めてクリーニングのためのご予約をお取りいただきます。その場合は自費診療となります。
必要に応じてフッ素入りの洗口剤をお口に含んでブクブクうがいを行っていただきます。フッ素には3つの虫歯予防のための効果があります。
1.酸によって歯から溶け出したカルシウムやリンを補い、歯の再石灰化を促進
2.歯の表面のエナメル質を強化
3.虫歯を引き起こす細菌の働きを弱めて酸を作らせなくする
歯医者さんに行くのは、どんな時が多いでしょうか。
「虫歯を見つけた時」や「歯が痛い・歯がしみる時」では遅く、「歯に何となく違和感がある時」でもまだ遅いくらいなのです。
日本人は、治療する目的でしか歯医者さんには行かない人がとても多いため、日本人の歯を失う原因の第1位が「歯周病」、第2位が「虫歯」というデータがあります。
毎日しっかり歯磨きすることを欠かさないのは、もちろん素晴らしいことです。
ですが、そんな人でも磨き残しがゼロということはあり得ません。
ゆっくりとですが、確実に磨き残しの代償は歯垢や歯石、口臭として蓄積されてしまいます。
そのため定期的に歯科健診に通っていただき、プロが使う専用の器械による歯のクリーニングと歯石取りでお口の状態を改善させる必要があります。
「歯に何か悪い症状が起きたら第一にすぐ歯医者に行こう」
一見、意識の高い良い心がけのように思われそうですが、将来的に歯を1本でも多く残したいなら、
「今のところ何も異常はないけれど、悪い症状が起こる前に予防をかねて歯医者で診てもらう」
これが一番大切なことなのです。
虫歯や歯周病が進行する前に定期健診で予防しましょう。